「いちばんきれいな恋」

わたしの想い届くように　
そっと願うの
わたしとあなた並べ描く
天気のように変わるこころ
散らばる思い出のカケラ重ねていたら
あの日のふたり赤く染める

もう決して振り返らない
そう決めて　大人になった
記憶の中に　特別なカギをかけたのに

　今まででいちばん　
　きれいな恋をしたから
　笑顔の理由も　涙の理由も
　あなたで埋め尽くされていた
　夕焼けの空　あなたの姿　浮かべた
　もしももう一度　また会えるのなら
　きっと笑顔で言えるよ　
　「ありがとう…」

道路の片隅に咲いた　小さな花も
名前があると言っていたね

今日　駅からの帰り道
見つけたの　花のつぼみ
風に揺られて　花開く光を待ってる

　今まででいちばん　
　きれいな恋をしたから
　夜空に輝く　名前もない星
　ふたりで〝永遠〟と名付けた
　きっと誰もが　かなしみを抱いているね
　傷ついた痛み　後悔を背負い
　過ぎていく季節の中　歩いてる

あの時の「さよなら」
別れの言葉じゃなくて…
笑顔の理由も　涙の理由も
あなたが教えてくれたこと

　夕焼けの下　あなたに恋をしたから
　きっともう一度　また会えるでしょう
　わたしの想いが届くように

　ここにいるのは　あなたに恋をしたから
　色褪せないもの　明日も信じて
　過ぎていく季節の中　歩きだす


。