生まれたときから
ずっと君たちの上に居るのです
雲よりも遠い場所
そこからずっと見ているのです

手を伸ばしても届かない
声を掛けても気付かない
なんて切ない想い
いつしか諦めて泣いた

どうか教えて欲しい
私の生きる理由を
何でもあるこの世界
息が詰まるより苦しい

気付いたことがある
君たちは私に祈るのです
小さな鈴鳴らして
私の頭に響くのです

言葉返しても振り向かない
どんなに叫んでも聞こえない
一方的すぎる会話
いつしか怒りに変わる

どうか応えて欲しい
私にあるはずの名前
誰もいないこの世界
絞められるように痛い

「お願い、　　　　」
なんて言ってるの
「叶えて、　　　　」
なんで聞こえないの

枯れた花を見て
泣いてる君が居た
それは私の心締め付け
笑ってと囁いた

色づく世界は美しい
君の笑顔は麗しい
私にしか出来ないことが
あるのだと笑った

「ありがとう、カミサマ」
ああ、それが……

どうか輝いて欲しい
私にだけある使命
何からも護れるように
君たちを強く抱こう

誰よりも早く生まれて
世界を創ったのです
誰もが幸せになれるようにと
愛を囁くのです