「なぜなぜなかなかどうしてさ、この世界は滅びないね」
『例えばそうだねこういうの。どっかの誰かのおかげとか』
「じゃあじゃあ彼らは何からさ、この世界を守ってるの?」
『どうやら、お前は見えるんだ、そこに何人いるのかが』
「そうそう、ふと今思い出して、似た夢を見たんだってこと」
世界はひとつじゃないんだと、気づけば知っていて
よくよく考えるとなんだ、当たり前みたいだ
「括弧」と『括弧』が同じ世界にいるなんて
誰が決めたんだ?ステレオタイプに花が咲く
こちらとそちらがまるですぐそこにあるとか
どこに書いてんだ?どこまでも膨らむ空気空間
【いやいや僕らはそこにいる、夢なんてのとは違うのさ】
狭いといつも考えてた、そんな勘違いが
まだまだ捨てたもんじゃないな、前に進めるんだ
【括弧】の言葉は遠い場所から届いたと
誰が決めたんだ?夢見心地には星を蒔く
進めと止まれがつまり紙一重とはいえ
そこで止まるなら、果てしなく伸びてく心を辿れ
【そろそろ君たち本人に、この世界を任せよう】
「そうそう、昨日も夢を見て、不思議な台詞を聞いたんだ」
『そういや、不思議な夢ならさ、俺も見たけど何て台詞?』
【無言の未来はそうきっと、もうそこまで来ているから】
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