アタシをなぞる指先には
期待も何も答えもなくて
ただ、あぁ、これが
人間なんだと睨みつける
一夜二夜三夜
夜ごと繰り返しては
それは全くの意味の無い行為
だってアンタはアタシを好きじゃない
夢見て見過ぎて嘘付いて
そんなものに価値は無いのだろう
誤魔化した自ずから、吐き出る言葉は雑音だ
あぁ愛して欲しい愛して欲しいんだ
ただ愛されていたかった
夜捨て人になれず彷徨う身体
だけども嗤える程に醜い自分自身が鏡に写れば
あぁ、これが人間なんだと睨みつける。
腐り落ちた果実は甘く
吐きそうなくらい目眩がする。
誤魔化して、
誤魔化して、
夜が明ければリセットして
アタシはアタシを知らない。
アタシはまだ、人間らしく、
もがいて足掻いてみっともなく生きなければ
きっと愛がわからない。
愛、会い、哀、それはきっと
近くて遠い。
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