雨季沈む海にたじろいだ青瞳
潰れたセーラーで縫う鯨少女

浮き橋の上で生まれ落ちた
肝胆何千もの蓮模様
「誰か、まくして」

昨夜の漁火
どこも見窄らしくて
やりきれないのだ
「水風船を投げる真似
ねぇ、慈しみ合い?」

命懸けるほど苦し紛れる
巡り会う余韻は一憂
なつかしい日

そっと近づいて触れてみたら
あの洞窟のように冷たい
「それも、信じて?」

次の月夜には何がみえるだろうと
胸引き千切って期待した
小刻む輪郭が手を引いている
「早くて明日にはもう」

終わりこそ見えぬ底の乱闘
私一人だけ生き延びて
誰が許すの?

「お願い、掬って」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

鯨少女

閲覧数:173

投稿日:2023/09/20 18:02:26

文字数:275文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

  • 関連動画0

  • wk2013

    wk2013

    ご意見・ご感想

    WKです。私の楽曲への歌詞応募、ありがとうございました。検討させていただいた結果、誠に申し訳ありませんが今回は見送らせていただきます。情感あふれる素敵な歌詞で迷ったのですが、このような結論といたしました。機会がありましたら、またよろしくお願いします。

    2023/10/08 09:38:39

    • pichi

      pichi

      お返事ありがとうございます。
      承知いたしました。
      また機会があれば応募させていただきます。

      2023/10/08 10:53:39

クリップボードにコピーしました