(A1)
今年最後のテストを終えて
夕日に照らされながら
中途半端な時間の最後尾の車両は
ボク以外誰もいない
(A2)
「おなか空いた」と腹に手をあてて
大きく欠伸しながら
ゆっくり進んでく景色の暖かい感じに
キミだけが思い浮かぶ
(B1)
恋なんかじゃない
もっとわかりやすいモノだった
別にキミが誰と付き合ってもかまわなかったし
夢なんかじゃない
もっと近くにあるモノだった
でもいつまにかボクとキミは離れて行ってた
(サビ1)
教室の1番前の1番右から
教室の1番後ろの1番左まで
どれくらいの距離があるのかなと
裁縫道具に入ってた巻尺で測ってみた
教室の隅っこのボクの机の端から
教室の隅っこのキミの机の端まで
2,5mぽっちのヒモじゃ足りないほど
ボクとキミの隙間は遠いけど近かった
(A3)
テスト休みでしばらくはヒマで
ベットの上で歌を聴きながら
キミのメアドを2時間も眺め続けながら
ボクはずっと悩んでる
(B2)
好きなんかじゃない
もっとドロドロしたモノだった
お互いが自分に都合よく利用しあってたし
キスなんかじゃない
もっとサラサラしたモノだった
周りに見栄を張るボクとキミの演技だった
(サビ2)
教室の端の隅で縮こまるボクと
教室の端の隅で縮こまるキミが
足りてないボクらは一緒になって
『小さなセカイのコワイモノ』自分たちを守るために
教室の人の中で溶け込むボクと
教室の人の中で溶け込むキミは
塗り重ねたウソまみれのはずで
キミはボクを好きにならないはずだったのに
(C)
見栄っ張りのキスはどんどん回数を
増して行った
キミがボクを好きになっちゃったせいで
やりずらくなる
でもほら終わったんだボクらはもうこんなにトモダチができたんだから
あの春の日のように不安で心をいっぱいにすることもないんだから
(サビ3)
教室の窓の方で笑ってるボクも
教室の前の方で話してるキミも
1年前は小さくなってた
『ボクらはもう1人で大丈夫』ウソは言い飽きたよ
屋上の東側で悔やんでるボクと
屋上の西側で泣いているキミは
いつになったらボクらはお互いを
ボクとキミはとりあえずメールからかな
3時間かかってうったメール
『キミに会いたいよ』
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