投稿作品23作品
もっと見る-
「今から言う言葉は全部反対言葉だからね」
そんな言葉から始まる恋の唄
素直じゃないわけじゃないけど
「好き」って言う勇気が持てなくて
2人ぼっちになる方法もなくて
“はじまらない1歩”
思い出して
いつも普通に話せてる時のことを
ニコニコ笑って笑顔で!!
大好きを伝えるためのウソ...“だいきらい”の反対
-
「っていうことがあったんですよーっっ///」
昼下がり。
午後の暖かい光が入るメカクシ団アジトに、女子高生のようなテンションで話し続ける中1男子がいた。
「いやぁ、前からそうなんじゃないかとは思ってたんですがドンピシャでしたね!!」
それをあきれ顔で見るヒキニートと……
……
……
...トッポを買いに行くまで
-
テスト期間を終え、クロはほとんど毎日アジトに来るようになっていた。
そんなある日のこと。
買い物から帰ったキドとおかえりーと迎えたカノの話。
「おかえりー」
「あぁ、帰った」
ムスぅっとキドを見上げるカノ。
「…な、なんだ」
居心地悪そうにキドが聞く。
「あのねぇ、今のは『うんった...クロくんが思春期爆走なうです
-
(A1)
今年最後のテストを終えて
夕日に照らされながら
中途半端な時間の最後尾の車両は
ボク以外誰もいない
(A2)
「おなか空いた」と腹に手をあてて
大きく欠伸しながら
ゆっくり進んでく景色の暖かい感じに
キミだけが思い浮かぶ...ウソつきかばいアイ
-
シンタロー
-
「よし、頑張ろう!!」
「今日っすよね?クロが初デートすんの」
「あー、確かそうだな」
「うまくいってるかな?」
「なんでお前楽しそうなんだよ」
「こういうのは見てんのが1番楽しいんだよ☆」
「でも別にデートっていうよりちょっと女子と一緒に外歩くだけじゃないっすか」
「そういや...クロくんの初デート作戦<後編>
-
(A1)
セン公の理不尽な注意と
ムダに文句をたれる女子
「お前たちも悪いんじゃないの?」なんて
なんてなんてなんて思いながらww
それでもいつもネコをかぶった ボクは
「そうだね、ウザいよね」なんて
すっかりクセになり身についた
ボクは『うそつき症候群』
(B1)...イヤなユメのウタ
-
「えっ……なんでみんな黙っちゃったんですか?」
「なんで?セト」
「えっ、オ、オレにふるんすか?え、あ、いやそれは――……っね!!アレっすよね!?シンタローさん!!」
「お前っ!!」
「シンタローさん?…えっ、ま、まさかここにいる人みんな経験ゼ」「ち、違うぞ!?」
あわててシンタローがか...クロくんの初デート作戦<中編>
-
「デートって何するんですか?」
突然クロが言い出した。
「「「「「え?」」」」」
「急にどうしたの?クロくん」
「誘われたんっすか?」
「い、今って中1からデートとか行くもんなのか…?」
「いやぁなんか学校の友達とかみんなあちこち行ってて…この間のバレンタインで色気づいちゃったみたいで...クロくんの初デート作戦<前編>
-
「私、今さっきフラれたんです」
生まれて初めておいしいと思ったコーヒーのカップを手に
私はまだポロリポロリと涙を流していた。
だいぶ経った頃。
「コーヒーおいしかったです、また来ます」
「どうぞいらしてください、お待ちしてます」
暖かい。
心が…ぽかぽかする。
「私すごくズルい...ほかLOVEカフェ<小説にしてみた>⑤
-
「うーん…」
「どうしたんですか?キドさん」
「いや、最近みんながアジトによく泊まるせいか買いだめておいた食料が無くなっていてな」
「じゃあ買いに行きましょうよ!!あそこのデパートやっとオープンしましたし」
「そうだな…行くか」
「うわぁーい、デパートで買い物ー!!」
「はしゃぎすぎじ...今日もキドさんはご機嫌です
-
「自分にそんなカンジの能力があるのは両親から聞いて知ってました。現に生まれた瞬間から目を合わせたお医者さん片っ端から目が見えなくなったらしいですから」
「能力が奪えるっていうのは?」
「昔…目を合わせると寿命を縮めるだか奪っちゃう子がいて、その子に『とってくれ』って頼まれて取ったことがあるんで...『目を潰す』話~クロ入団編~
-
ボク――――七瀬黒は変な超能力みたいなモノをもっていた。
物心ついたときには母親の視力が失われていた。
「ママはどうして目が見えないの?」
「それは…黒と目を合わせちゃったからなんだ」
ある日父親に聞いたことがあった。
「ボク?」
「うん、黒の目はね、他の人と合わせるとその人の目が見え...ボクが≪生まれた≫日
-
口の中に広がる苦味。苦手なはずの苦み。でも―――
「お味はいかがですか?」
「どうしてだろう?すごくおいしいです」
「それはよかった」
温かいコーヒー。暖かい場所。
そんな雰囲気につられて、私は気が付いたらポロポロと涙をこぼしていた。
「あれ?あ、あれ?」
さっきまで泣きたくても...ほかLOVEカフェ<小説にしてみた>④
-
「ここかぁ…」
メカクシ団アジトの前に男の子が1人。
『すみませーん!!』
「「「「「「「「「?」」」」」」」」」
リビングにいた全員が一斉にドアの方を向く。始めに口を開いたのはキドだ。
「誰だ?」
カノが続く。
「お客さんじゃない?」
そしてモモ。...『目を潰す』話
-
見上げた 空は まだ 黒い 雨を降らせていて
街行く 人達の傘は 相変わらずモノクロで
色のない 味気ない セカイをずっと生きているうちに
街の色 僕の色 君の色さえも忘れて
この雨が 止む時に もし色のある虹が見えたなら
僕のセカイに色がつくのかな?
今日までたくさんの雨が 降っては...モノクロボーイ