口の中に広がる苦味。苦手なはずの苦み。でも―――
 
 「お味はいかがですか?」
 「どうしてだろう?すごくおいしいです」
 「それはよかった」
 温かいコーヒー。暖かい場所。
 そんな雰囲気につられて、私は気が付いたらポロポロと涙をこぼしていた。
 「あれ?あ、あれ?」
 さっきまで泣きたくても泣けなかったのに
 今はあとからあとから涙が出てくる。
 ポロリ。ポロリ。

 「よければお聞きいたします」
 彼は座る私に目線を合わせて優しく言った。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ほかLOVEカフェ<小説にしてみた>④

今まで以上に短くなってきました…

すみませんm(_ _)m

閲覧数:269

投稿日:2013/02/20 19:18:11

文字数:227文字

カテゴリ:小説

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