「っていうことがあったんですよーっっ///」

 昼下がり。
 午後の暖かい光が入るメカクシ団アジトに、女子高生のようなテンションで話し続ける中1男子がいた。

 「いやぁ、前からそうなんじゃないかとは思ってたんですがドンピシャでしたね!!」
 それをあきれ顔で見るヒキニートと……

 ……

 ……

 わかったよ、それをあきれ顔で見る青年と、
 
 「ご主人今更何気にしてるんですかwwww」
 「そうだよ、にらんだってお兄ちゃんはヒキニートだよ!!レッツベストオブヒキニートビバビバだよ!!!!」
 「何言ってんのか言いたいことすらわかんねぇよモモ……」

 電脳少女と人気アイドル。
 
 一見カオスなこの面子で、少し前にクロが見たものについて緊急会議(?)をしていた。

 「団長さんも女の子なんですねー///」
 「ねっ!?モモさん、テンションめちゃめちゃ上がるでしょ!?!?」
 「ああぁっ、その時クロさんのケータイにいればっ」
 「撮ってやるな、そんなもん」
 「そんなもんとか言わないでよっ、エネちゃんもさすがにそれは……」
 
 
 「まぁ結局のところ、カノは男でキドは女だったんだな」
 「ご主人がまとめてもきれいでもかっこよくもないですwwwwwwww」
 「当たり前のこと言っただけじゃん」
 「カノさん見直しちゃったなぁ」
 「お前あんなんで見直しちゃうのか」
 「えー、この前シンタローさんが言ってたやつじゃないですけど」
 「何のことだ?」
 「ほら、ヤれるかどうかがアイデンt」「ああそんなこともないようなあるようなないな!!」
 今度はモモがシンタローをにらむ。
 「ふー……とにかくあまりいじってやるな、後が怖いぞ、特にキドの」
 「ですねぇ」
 「そーいうの聞きたかったらカノに聞け」
 「別にわざわざ聞くことないからねクロくん!?」
 「あ、は、はい……」


 数日後。


 「カノさーん」
 「ん?どうしたの」
 「い、いやその……///えっとですね」
 少しもじもじしながら聞いてみる。
 「キドさんと…どこまでいきました?」
 「えっ?」
 少しきょとんと驚いた顔をした後、ニコッと笑みを返してきた。
 「聞きたい?」
 「はいっっ」

 ゲシっ

 突然背中をおさえてカノがしゃがみこむ。
 「痛ぁ……」
 「あ、あれ…キドさん」
 ヤバいどうしよう絶対くだらないこと考えてんじゃないとか怒鳴られる……っ!?
 「ば、ばば、バカなこと言ってんじゃ、ねぇ、よ」
 
 うわぉ……///

 ツンデレだっ、キドさんツンデレだっっ!!デレたよぉキドさん。
 顔真っ赤wwwwかっわいい♪

 「キド……か―――わ――――――いぃぃっっっ///」
 カノがキドに抱きつく。
 そのまま……

 うわぉ……//////

 2人はカノの部屋へ。


 「すごいなぁ」

 そしてクロはコンビニに鼻歌を歌いながらトッポを買いに行った。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

トッポを買いに行くまで

またカノキド。

いいかげんになさいクロくん
「今からみんなで見に行くんだよ、トッポをおやつに。キミも来る?」
……行くよ、もちろん

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投稿日:2013/03/19 18:24:51

文字数:1,241文字

カテゴリ:小説

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