求めたものは この手をすり抜けていった
それでもなお 歩み止める術を知らずに
ただひたすらに 前に進み続けた
背負ったものの重さに耐え切れず
自ら堕ち行くことさえ許されない
自由を与える代わりに 翼は自由を奪われた
重責と義務に絡まって 元の姿さえ分からない
凍りはじめた心が 悲鳴を上げていた
空と地の狭間に囚われて もう動けない
声無く叫ぶ 「ダレカ、タスケテ……」
この鎖を切り裂いて 貴方は私を連れ出した
羽無き背中で 風のように空を舞い
私の知らない高みへ私を誘う
貴方の為なら 私は全てを投げ出そう
たとえこの翼が朱に染まろうとも構わない
貴方となら このまま堕ちて逝きたいの
この想いを「罪」だというのなら
私は喜んで咎を負おう
この翼と引替えに「自由(アナタ)」を与えられるなら
それが全てを裏切ることになろうとも
なにもかもを投げ打って 私は貴方に連れ去られたい
翼が邪魔だというのなら 貴方の手で引き千切って
貴方の知る深みへと私を誘って
貴方の為なら 私は全てを投げ出そう
たとえこの翼が黒に染まろうとも構わない
貴方となら このまま朽ちて逝きたいの
この胸に触れて 本当の私を解き放って
私の奥に触れて 私の本能を解き放って
他の何を失ったって構わない 構わないの
貴方とだから このまま堕ちて逝きたいの
この手をすり抜けていった「求めていたもの」
もうすがるのはやめてしまおう もう歩みは止めてしまおう
何よりかけがえの無い貴方の手まで すり抜けていってしまう前に
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