崩れては立ち直る 強くはならない
沈みゆく掌も ただの肉塊だ
有象無象流転
命重荷はとこしえに
幾千幾億の夜よ
咲けない君 僕は何故背負う
幾億の夜を越えた月よ
地球抱き締め 何故踊るのか
世界が終わる
そして始まる
世界が終わる
目を見開く
水流の導きは時を進めても
掌を沈めれば 変わらない汚濁
飛沫舞う箱庭
せめてヒーローになれたら
世界を救けた英雄は
群衆に抱き締められて生きる
世界を諦めない僕が
死なない理由を証明して
幾千幾億の夜が
茨となりこの星を覆う
どれだけ救けても変わらない
疾っくの疾う 僕は知っていたんだ
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くずれてわ たちなおる つよくわならない
しずみゆく てのひらも ただのにくかいだ
うぞう むぞう るてん
いのちおもにわ とこしえに
いくせん いくおくのよるよ
さけないきみ ぼくわなぜせおう
いくおくのよを こえたつきよ
ち[きゅ]うだ きしめ なぜおどるのか
せかいがおわる
そしてはじまる
せかいがおわる
めをみひらく
すい[りゅ]うの みちびきわ ときをすすめても
てのひらを しずめれば かわらないおだく
しぶきまう はこにわ
せめて ひーろー になれたら
せかいを たすけた えいゆわ
[ぐん][しゅ]うに だき しめられていきる
せかいをあきらめないぼくが
しなないわけを [しょ]うめいして
いくせんいくおくのよるが
いばらと なり このほしをおおう
どれだけ たすけても かわら[ない]
と(っ)くのと(う) ぼくわ しいていたんだ
有象無象〜though Moon〜
黒牢さんの【歌詞募集】テトオリジナル曲(https://piapro.jp/t/aVOB)への応募作品です。
歌詞やタイトルの調整、改変等承ります。[]内は1音に2文字以上入る部分、()は発音しない部分です。
苦悩や荒ぶる絶望を感じることも出来るロックということで、テーマは「不老不死」としました。世界を救うために戦い続ける不老不死の、「いつまで経っても争い、戦いが無くならない」「功績を残して死んだ英雄は愛されるのに、自分は違う」といった絶望を表現しました。何千、何億の日々を生きてきて、その長い苦悩が襲いかかっているようなイメージになっています。
タイトルの「though moon」は、同じように長く存在しているけど、苦悩する自分とは違く、穏やかに空に佇む月を表現しています。
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