待ち望んだ12月だ
寒い風の匂い
よく晴れた夜の空

背伸びをしてジャンプもして
目立ちたがりだから笑われてもいいや
本当の気持ち 隠していた
見つけてもらいたい
寂しかった いつも

あの星のように僕も光れたのなら
宇宙みたいな闇でも見失わないでいられるのに
胸の中でざわめく宝石の原石のような
そのキラキラで輝けたらいいのにな

待ち望んだ12月だ
いつもワクワクする
着飾る街並みだ
背伸びをしてジャンプもして
見つけてもらいたい影法師

今日は特別な日なんだ
ずっと待っていた
色とりどりの光で散りばめられた世界にいる
胸の高鳴りがずっと止まないのに僕はどうして
ただ立ち尽くしたまま凍えているんだろう

ハッピークリスマス ロンリークリスマス
ハッピークリスマス メリークリスマス

照らされた道 飾り付けられた木々
暗い水面に反射する光
12月の星空 冷たい風に晒されて
そこで我に返った僕は温もりを求め彷徨う

自販機で買ったココア 一気飲みした
身体が温まるのは温かいのを選んだから
光輝く場所に辿り着いたら
照らされることを僕ら
当たり前のように知っている

いい加減帰ろうか いいものも見れた
また明日から頑張ろう
生活は続いていくから
胸の中で煌めく宝石を磨いているのは
その輝きでいつか誰かを照らしたいから