たつた独り此処に取り残されてしまつた様だ
僕の此の語彙の少なさは死んだも同じで
君の遺した言葉が丸で呪詛いのやふに
媚びり付いている

赤色は疾うに見慣れて怯えることは無い
其れでも此処で君が僕に生きろと言つたから
僕は遣りきれぬ気分で夜を待つて居た


眦に浮かんだ涙の一雫は絶望
此処に春は訪れず 永遠の冬がある
雪消には程遠く丸で氷のやふに
鋭い一片

赤色は疾うに見慣れて燃える朱を望む
其れでも未だ此処にしがみ付き生きる事実に
僕は満ち欠ける月の様に息をして居る

君を想えば想う程 歪んで行く僕は
直に赤く赤く干涸びて其れで終わり

赤色は夙に見慣れてただ虚しいばかり
此れでも此処で都合の良い言葉のなかかに居る
僕は満ち足りた気分で夜に惑つて
僕は遣りきれぬ心で泣き喚いて居た

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不仕合わせな愛情

閲覧数:138

投稿日:2013/11/17 00:40:32

文字数:348文字

カテゴリ:歌詞

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