朝起きて

時計を見たら　午前六時

一日の始まりを

歓喜する　太陽と空と雲　鳥たち

今日もお父さんの歌う　

愉快な歌声で

目が覚めた

お父さんは愉快に不気味に歌を歌う



お父さんの歌う歌は

恋心と故郷を歌った哀愁の演歌　歌謡曲

ああ　また今日のお目覚めソングは

父の歌うラブソング



（ラップ）

街中歩いてりゃ

あちら　こちらから

聞こえる

様々なラブソング

２９年以上生きてきて

この方　生まれて一度も

恋愛したことない　

街中彩るBGM　流行りのヒットラブソング達　

人によっては聖歌のように

あんたの心癒す最高の応援歌さ

けれど一度も恋愛したことない　

私にとっては張り合いない

バトルソングに聞こえるのさ







朝目が覚めた私

太陽と空と鳥たちが　

喜びの歌を奏でている

植物と虫たちも　

その輪の中に入って歌っている

朝起きるといつもどうりに

お父さんの切なくも　不気味な

妖艶な歌声が響いていた



お父さんの歌う歌は

大正時代か昭和時代の

魂こもった　ラブソングたち

私気ずいてしまったよ　昔のラヴソングの魂を



(ラップ）

昔昔から９０年代のヒットラヴソング

どれもこれもかれもあれも

心　魂込めて書かれていた　作られていた

ところが　どっこい　

２０００年代から最近まで

心に響く　ラヴソング　ヒットソング

全てじゃないけど

皆同じ恋模様　歌っている

心がないわけではないけど

そんな最近のラヴソング

感情無きロボットソング

若い子達には聖歌に聞こえるらしいけど

ごめんね　私にはどれも同じ内容の唱歌に聞こえる