月夜を彩った 桜を見上げて
貴方の横顔に 紅く染まる頬
色付く 花びら舞い落ちる情景に
貴方が 溶けて消えるそんな気がして
「置いて行かないでね」
「私はずっと傍にいたいの」
笑って頷いた
貴方はどこへ・・・
狂い咲く桜の下で
懐かしい匂いを 運ぶ夜の蝶
辿る足跡には 返る言葉なく
さ迷う 貴方への言の葉だけ持って
想いを 伝えるために空突き抜け
夜空に響かせて
涙を殺す私の声を
月夜に響かせる
私の声を・・・
貴方の名を叫ぶ声を
儚く散った夜の花美(はなび)が
貴方を映しているようで
強く光る 霞む貴方を
抱きしめて
蝶が煌(きら)めく方
そこに貴方はいるでしょう
温もりを確かめ合う
ことは出来ないけど
拙(つたな)いこの唄を
唄う弱い私の背
力強く押す風が
貴方に届ける
桜燃ゆる限り
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日暮れこ
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