割れた貌は幻 つみ重ねては虜
「ねぇ あなたは私を どこまで昂らせるの?」
さあ今宵も幕を開けば 彩は歪なほどに鮮やか
蛍の灯を蒐めた籠と 未だ小鳥は知らずひらひら揺れる
幾重回した時計の針は 一度だけ裏と表を欺いた
有らぬ筈の三つの瞳に 崩れ落ちたのは一対
くるりくるり 廻る舞台の中で理捉えられず
指の先の糸を手繰る 震えたままでおどけたカード突き立てた
惑いて誇れ月の園 花に雫湛えて
裂いた絹の調は 酸塊色に濡れて散る
パレードが流れていくわ 静の箱舟乗せて
どうせ土に帰すなら 笑顔を添えてあげるわ
見えるかしら 星が呟き白粉に浮かべた朱の雫が
端と終を蝋で鎖した 巡るフィルムは袖でからから刻む
既に失い比翼にもなれぬ小鳥を 二つ綴じ込めた時から
心の無い呪縛を胸に 愛しい人形を抱いた
ぽつりぽつり 滴る雨の音が僅かに叫んでるわ
「囚われたの?ここにいるの?」
問う度に彼方を指す針が捩れてく 歪に!
水面写して鴉色 空は紅く染まりて
月を背に佇む 荊を纏いしジョーカー
掌を開き落とした 杯を眼下に
「ねぇ この紅いワイン 時を逆せば誰?」
あぁ 虚ろに願いてまだ望月に足りぬと
花を指で弄ぶ様に 写る鏡の中の陰がまた籠の中の蛍と舞う
さあ皆寄りてごらんあれ 今宵のステージも
星と月が廻りて 酸塊色の薔薇が咲く
始終全てに目を向けて フィルムは流れてく
嘘も裏切りも無く あるがままに
惑いて誇れ月の園 時は幾度巡りて
咲いた花を奉げる 愛らしく濡れたジョーカー
パレードはまだ終わらない それならわかるでしょ?
再びの歓声に 紅いワインを並べて 笑顔を添えてあげるわ
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