今は映らぬブラウン管
白黒画面の小さなゲーム
埃まみれの電子呼鈴
錆付いた壁は一蹴で崩れた

古いものは忘れ去られるものだと
名も思い出せぬ彼が言っていた

細部まで映る液晶
色鮮やかで大きなゲーム
ポケットの中の携帯電話
ガラス張りの壁は割れなかった

新しいものは永遠に生まれ続けると
声も思い出せぬ彼女が言っていた

人間は常に貪欲だ
その果てが死ならば受け入れようと
顔も思い出せぬ二人が言っていた

きっと二人の事は思い出せない
人が人で在る限り

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

忘故貪新

ぼうこたんしん

人は過去を捨てても貪り続けるのです。

閲覧数:71

投稿日:2011/04/24 03:21:34

文字数:228文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました