指先は 逃さず 映す
その靴 階段に 揺られる

額縁の 片隅 そっと
紙の鶴 羽ばたく 影像

君はまた 視線を 伏せながら
いま、閉じた未来 葬る

滲まぬなら 確かに リアルだろう
切り取られれば 乾いてゆくけど
朝は砂で ひび割れ 流れ去って
証明がまだ 足りない 足りない


イメージの 頭上 溜息と 夕霧(せきむ)
踊り場へ 転げ 焦げていく 記憶
空間を 塞ぐ シャッターを 切った
眩さに 全て 隠されて


まっすぐに 死にゆく 光
傍観する今日が 葬列


乾いた土 フレームで切る 
その群像 落とし込む 空白の先へ
羽ばたいては 縁に打たれて
色無き罪 紙の鶴 静かに折れていく


示すことも 此処から 逃げることも
できないままに 日付は 重なる 
冷たい床 アルバム 置き去られて
佇む君が 枯れてく 枯れてく


欲しいのは 現実じゃない
ブレていく 階段 見上げる
死んだのは 折り鶴じゃない
終幕の 景色は この目で焼き付け

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

終幕影像

君は僕。
カメラ、俯瞰、自分、渇き、そしてまた歩く。

応募用

閲覧数:336

投稿日:2010/10/30 22:31:40

文字数:431文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました