この庭の低木の幹の中、
蛙がぬるりと光り、はねる。
まぶた閉じて。まぶた閉じて。まぶた閉じただろうか。ぱちり。
まぶた閉じて。まぶた閉じて。閉じて、一声(ひとこえ)。
池は波打ち、風は藍色の空をあやす。
鳥、魚、私は宇宙の底でうずくまる。
この庭の奥の方で土動く。
食らい、育て、吐いてずっと眠る。
虫を食べて。花を食べて。雨を食べたりして、ゆるり。
空を食べて。人を食べて。私も、食べて。
樹脂のように光る木々は虫に食われ無残。
夜に色は無くとも、腹で光る緑見える。
磯は遠く、されど近い。夜風は常に、海から吹く。
天頂は濃く、なぜに濃いか。雲が横切る。
砂は沈み、ここは海の底。この世(よ)湿る。
泡もなく揺らいで、風は私の髪なでる。
枝の細さ太さ、波の大きさに小ささ。
「愛らしい」。目をつぶる。腰を降ろすは宇宙の底。
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月條現矢
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こんばんは、現矢です。
自分には予想外のコメントを頂きまして、新鮮です(笑)。普通に庭の中の輪廻と宇宙を書いただけ、と自分では思っていたのですが、不思議で残酷で綺麗……そう感じられる物なのだな、とびっくりです。感動だなんて…滅相もないです!
残念ではありますが、しかしあの素敵な曲は、曲をつくられたお方が一番どのような世界にしたいかわかってらっしゃるものだと思います。私が想像できなかった、BoneCatさんの世界を、早く拝見したいです。とても楽しみにしています。
また歌詞募集なさられることがありましたら、また再チャレンジさせていただきますので、いつかまたお会いすることを楽しみにしていますv
せっかく書いたので、↑この歌詞は曲募集中にまわしてみます。ま、まずかったら仰ってください!(曲が付きそうに無い詩ですが…明らかにボカロ界から浮いてますねこれ!というかそんなわけのわからない歌詞で応募してしまって申し訳ないとは思ってたんですよ…!)
2008/05/04 22:27:47
BoneCat
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こんばんは、BoneCatです。
歌詞を作ってくださって、本当にありがとうございました!
不思議な感じが意外で、ちょっと残酷なのに面白くて、面白いのに綺麗で、
どう感動を説明したらいいかが自分でもわからなくなる歌詞でした。
月條さんを含めて、頂いた作品は全てステキな作品でしたが、
「絶対にこれしかない!」と思える作品がなかったため、
自分で書く事にしました。
大切なお時間を割いていただいたのに、
残念かつ大変申し訳ない結果になり、本当にすみませんでした。
2008/05/04 19:50:45
月條現矢
ご意見・ご感想
BoneCatさん、おいでませ。こちらこそ、素敵な曲を拝見させていただいてありがとうございます!
では、5/3をお待ちしております。それまでは、よく考えたら和風のかけらも無い歌詞だったり、ミクに歌わせるのはどうなのかな歌詞だったりするので、もう少し検討を続けていきます。
2008/04/30 21:10:32
BoneCat
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歌詞を作ってくださってありがとうございます(*'-')
5/3の締め切り後に、歌詞を完成版として頂きに参ります。
コメントや使用の可否などもその時にさせていただきますので、
もう少しだけお待ちください。
2008/04/30 20:47:29