星崩れ落ちる下(もと)で
僕はただ独りオワリを見上げる
A
荒れ果てた世界と僕ら
夜空は何も変わらないのに
互いを傷つけ傷つきあい
この手はナニカを掴めたのだろうか
B
不合理に満たされた世界で
足掻き続けることで
永遠なんてないことが
永遠なのだと思い知らされる
S
流れゆく星に想いを込める
もしも願いが叶うのならば
足元に咲く一輪の華だけでも
この世界で生き残っていてほしい
A
濁りきった瞳の光
何も感じていないかのように
嘘のベールで覆い隠した
この瞳はナニカを映せたのだろうか
B
正しさを見失った世界で
追い求めることで
どうとも出来ないことが
現実なのだと思い知らされる
S
流れゆく紅(あか)と混じりあって
頬伝う透明な雫が
足元に咲く一輪の華と共に
この世界に残り続けてほしい
C
どれほど紅く染まったとしても
答えを掴めるとは限らなくて
けどこの世界にも希望があるというなら
僕は夜空に願いを捧ぐ
S
いつかスベテが朽ち果てようとも
この世界に救いがあるなら
罪もないこの一輪の華だけでも
サイゴまで咲き誇っていてほしい
星崩れ落ちる下で
僕はただ独りオワリを見据えた
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