なにもかも嫌になって投げ出した
見上げた月が優しくて
一人でもやっていけると嘯いた
がむしゃらに歩いた
誰かに認めてもらいたくて
躓きながら転びながら
かっこ悪くて泣きそうで
一人唇を噛みしめて歩いた
初めて誰かに認めてもらえた
嬉しかった
自分の歩みを信じられた
一人でも生きていけると思った
さらに歩いた
ただひたすらに
振り返らず
何も見ようともせず
前だけ向いて歩き続けた
一人で生きているような気になっていた
どれだけ時間が過ぎたか
気づけば本当に独りになっていた
何時か隣で笑ってくれた人はもういなかった
これ以上歩けなかった
私は愛の意味を知った
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