手にした想いが粉々と地面に広がる・・・
  後悔のしようがない、今となっては
  プライドを投げ捨てて破片拾い集めても
  あの頃の輝きは蘇らない・・・再び地面に投げ出した

  誘い出したあの夜の眠れぬ時間でさえ
  傷ついたままの心を癒すこともできず
  ふと気づいて振りかえった場面を描き
  その場の雰囲気に飲み込まれそうになり
  逃げ出して辿り着いた見知らぬ路地裏

  私がその時さらし者になっていれば
  この汚れた目を覚ませたのに胸が
  胸が揺れて溢れそうになっていたものを
  必死で押しとどめて代わりに醜い精神をさらけだしていた

  プライドなんていらない・・・そんな無価値なものに振り回されて
  切なさなんていらない・・・自分の作り出した寂しさにうちひしがれて
  すがる物なんていらない・・・偶像なんかに助けを求めても意味をなさないから

  歪んだ暗闇に自分の素顔をさらけだしても
  錆びれた仮面を拭い去る勇気もなく
  ただ自分が自分で在りたいということを
  見せ付けて存在を確認していただけの今日

  死んで自分に償える理由もなく
  ただ無い物を在るというように
  自分の存在を認めてもらいたくて
  必死に頑張ってきた成果がこの楼閣だとは

  慣習という世界に満足せず
  自由という世界に振り回され
  まだ逃げようとするのか?
  人によって作られた虚像の人物が
  行く先々で自分をみつけられやしない

  一本ずつ指を数えてみるといい・・・
  一つずつものを考えればいい・・・
  一つずつ動作をこなしていけばいい・・・

  他人の動作を望むからこそ今の自分を失くしてしまい
  他人の全てが自分に降り掛かるから取り乱してしまい
  自分が自分であるという言葉が他人の姿を拝借していたりするように

  自分を創るのではない、考えてみるがいい
  果たしてマニュアルのない初めてのことに君は戸惑いをおぼえるだろうか?
  果たして赤子のときでさえ君は理論的に精神的に解釈していたのか?

  あなたは眠っている・・・何時の頃からか・・・それも思い出せずにいる・・・
  少し考えるだけでいい、空を仰いでみて空気を吸い込んでみて
  そして瞼を閉じて心で見つめて一つ取り出してゆっくり言葉にして
  優しく見つめることができますか?自分を見つめることができますか?

  君の貴方の羽根・・・・飛ばしてみませんか?
  きっと一番簡単なこと、そして大切なこと思い出すから・・・・

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  • 非営利目的に限ります
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孤高、孤独・・・無価値

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投稿日:2009/06/17 21:31:08

文字数:1,073文字

カテゴリ:歌詞

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