視線がひとり、
歩きまわり
交わらない直線
不毛さの果ての先で
彼の眸(め)にぶつかった

瞳孔(ひとみ)。
釘付けにされて
心臓(こころ)。
鐘が鳴る

閉じた世界の中に
初めて響く音
煌めく恋の星
映る彼の姿
致死量に達して
水晶を破壊する
幸せな毎日と
甘い毒の空想(ゆめ)


愛してほしい、
サロメのように
狂いを胎んだ夜
倒錯の果ての指で
祈るように願った

眼球(ひとみ)。
灼けるように熱く
感情(こころ)。
麻痺していく

閉じた世界の中で
消失していく人人人(ひと)
唯一の例外はもう
彼の呼吸(いき)だけ
致死量に達して
水晶を破壊した
幸せな瞬間と
甘い毒の現実(わな)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

響恋

響恋(きょうれん)。


愛されるより、
   心から、
彼だけ愛する。

kou423さんの歌詞募集曲に応募しました。

閲覧数:176

投稿日:2012/03/06 16:32:24

文字数:297文字

カテゴリ:歌詞

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