ほんのほんの一瞬
胸がぎゅっと詰まる
ちょっと立ち止まって 半歩
道をふりかえった

合間合間 目と瞳(め)
ほしが見た私の姿
あんまりにも滑稽で
滑稽で、滑稽で

ねえ、バイオレット
きょうも明日も
愛したつぎの日が
好きに溢れますように


君が捨てたぜんぶを
そっとそっと 拾いあげて
君が欲しいぜんぶを
目の前で 捨て去るんだ

ねえ、ねえバイオレット

君が愛す明日を
そっとぐっと突き刺して
君が嫌う昨日を
ぎゅっとぎゅっと抱えこんだ


ほんのほんの一瞬
息ができないでなく
腕と足と身体と
しんぞうが 音を立てる

間間(あいだあいだ) こころ
腐り落ちたほそい糸
認めない、認めない、
認めたくない、ない

ねえ、バイオレット
つぎに目が
覚めるときは
息ができますように


君が捨てたぜんぶを
そっとそっと拾いあげて
君が欲しいぜんぶを
そっとそっとばら撒いた

ねえ、ねえバイオレット

バイオレット、バイオレット

君はそんな今日もあすも
きっと愛してやまないの
君はきっと、きっと、こんな
私だって愛してくれる


ねえ、ねえバイオレット
もし、つぎに逢えたら
今度は私が
そんなそんな日々を、
愛してあげるから。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

ねえ、バイオレット

ときどきぎゅっと息が詰まる。
そんなとき『私』は、世界を嫌う。
大好きな彼女はただひとり、
そんな『私』を愛してくれた。

ねえ、バイオレット
これは『私』の後悔の話

閲覧数:192

投稿日:2018/01/30 22:36:25

文字数:521文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました