ここのせいで見つめてみた
流れる花弁 淡いピンク色
散った道の影に桜の木
登校時間 裸の桜木
雨音とぶつかり合う
詰まるドブ ピンクに染まる
今はまだ 蕾も出てない
散ったばかり影の木よ
ここのせいで見つめていた
流れる花弁 淡いピンク色
小さな花は意味もなく散って
見ないうちに 何もなくなってる
今年は寒い日が多い年
蕾のまま 咲かない花
雨も重なってもう落ちていく
小さな 可愛い命よ
ただ、見てるだけなのですが
来年は奇麗な花を見せて
ここのせいで見つめていた
今年で最後だね この桜
春になればまた大きく誇らしげに咲け
小さくてか弱い 可愛い花よ――
尊くて、一周の命でも
咲く花は奇麗で美しい――
心のせいで眺めていた
眺める事しか 出来ないから
来年こそ明るい日を浴びて
美しく可愛く、誇らしげに咲いて
「来年こそ、見てやるよ」
また来年 桜の木よ
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