寂しくて、孤独な世界に嫌気が差した。

澄み切った、汚い液、
ゆっくりと流れる、深紅。
それはたぶん、僕に似ているんだ。

静脈さえも静かになって、
微弱な鼓動の音は、
いつも途切れ途切れ。
でたらめな心臓は、
あと何度、響くのかな。

擦り切れた感情、
解れた糸みたいで。
きっと、もう手遅れ。
だから、行方不明の心を捜した。

僕の目も、手も心臓も、全てが、
僕の一部じゃないみたいで心地よくて、
刹那が永遠のようで、
まるで、水になった気分だ。

夢が覚める夢を見た。
其処には凛とした僕がいて、
冷淡な涙雨が降っていた。


----------褪めた、僕。


動脈さえも動かなくなって、
聞こえない鼓動の音は、
何時までも止まったまま。
褪せた心臓は、
もう二度と、響かない。


残響、まだ消えないで




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

動脈と静脈、そして残響

自殺の歌です。よろしくお願いします。

閲覧数:109

投稿日:2012/06/19 01:07:48

文字数:363文字

カテゴリ:歌詞

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