雨が降っているという
私の心に染み込むように
洗い流すことも出来ぬこの雨を
どうすれば乾かせるだろうか
一つ、悲しみがありました
それはどうという事の無い事
それでも私の心は冷たく揺れました
一つ、希望が消えました
それはどうという事の無い事
部屋の蝋燭の灯火が静かに消えました
一つ、道を見失いました
それはどうという事の無い事
闇夜を照らす月明かりが雲に覆われました
夜明けの風は冷たく
流れ落ちる涙は止め処なく
時が過ぎれば
琥珀になれるだろうか
一つ、後悔がありました
それは誰にでもあること
過ぎ行く針の面影が色褪せて見えました
一つ、夢が潰えました
それは誰にでもあること
目覚めの朝日の眩しさに目を背けていました
一つ、命が消えました
それはいずれ来ること
麦穂高く背伸びする頃 雨も止んでいました
勿忘草
これは、以前仕事や私生活で悩み、自殺を考えていた時に思いついた詩です。
この頃は仕事もうまく行かず、金銭的にも追い込まれ、親族の死も重なり、体調を崩し、ストレス性の胃炎で吐血なんてこともありました。
後々読み返すと、私は「雨」という言葉を多用していることがわかりました。
その時の心情を「雨が降っている」と例えたのですが、雨=悲しみというわけではありません。
私の世界観では希望を麦の穂に例えています。
田舎育ち故なのでしょうか、あの細い体で風に揺られながらも凛として立ち尽くす姿には感動してしまいます。
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