踏み出した一歩が 地に着かなかった
周りにいたはずの 人がいなくなってた
ろくに手も動かなくて 歩けもしないんだ
気づけば目の前は 真っ暗な暗闇

置いていかれたのか
追い抜いたのか
わからなくなって

ガンガンガンガンガンガン 響くは罵詈雑言
信じた人や世界がぐるりと回っていく
ビュンビュンビュンビュンビュンビュン 奈落に堕ちていく
嘘に塗れた腐った世界に埋もれていく


それこそが正義だと 疑わなかった
本当の姿は 欲だらけの群集
潔癖すぎた自分には 息苦しい世の中で
全く笑えずに 呼吸が続かない

世界が正しいのか
自分が正義か
わかりたくもなくて

エンエンエンエンエンエン 泣くのは誰の声？
誰も彼もが死んでいく世界で嘆いている
フアンフアンフアンフアンフアンフアン 不安になっていく
息してるのかも分からないほど目が死んでいる


ガンガンガンガンガンガン 響いたその声に
理想の世界に近づきたくて染まっていく
ドクドクドクドクドクドク 血が流れていく
自分の手足も脳も何もかも乗っ取られていく
君はきっと産まれてくるのが早すぎた
それでも呼吸を止める覚悟なんて要らなかった
言って欲しかった