Yシャツの襟の上 弾いた雫が
アスファルトの砂粒に沁みていく
ガラス瓶で転がるビー玉みたいに
視線は君に囚われたまま

熱を帯びていく逸る胸の音
恋をしているかな

向日葵の花が咲いたよ
はしゃぐ君の瞳に私はどう映ってる?
なんて聞けないなあ

喉が渇いたね
君の飲みかけのラムネ奪って
一口飲み込んだ
目まぐるしいほど青い夏

忘れていたふりした夕立の予報
雨粒が街の色を変えていく
鞄の中隠した折り畳みの傘
君の隣にいられるように

パシャリと靴音 いつもと違う距離
夏は魔法みたい

大げさな身振り手振りで
次の話題探している 君も同じかな?
なんて今更か

雨上がり傘を振るう 飛沫が地面に落ちる
触れちゃえば溶けそうな 生温くて愛しい夏

君といれば 眩しい夏

(譜割り)

わい(しゃ)つのえりのうえ はじいたしずくが
あす(ふぁ)るとの すなつぶにしみていく
がらすびんでころがる びいだまみたいに
しせんわきみに とらわれたまま

ねつお おびていく はやるむねのおと
こいおしているかな

ひまわりのはながさいたよ
は(しゃ)ぐきみのひとみにわたしわ(どー)うつうてる
なんてきけないな

のどがかわいたね
きみの のみかけのらむね う(ばっ)て
ひとくちのみこんだ
めまぐるしいほどあ(おい)なつ

わすれていた ふりした ゆうだちのよほお
あまつぶが まちのいろお かえていく
かばんのなか かくした おりたたみのかさ
きみのとなりに いられるよおに

ぱ(しゃ)りとくつおと いつもとち(がう)(きょ)り
なつわまほおみたい

おおげさなみぶりてぶりで
つぎのわだいさがしている きみもおなじかな
なんていまさらか

あめあがりかさおふるう しぶきがじめんにおちる
ふれ(ちゃ)えばとけ(そー)な なまぬるくて いとしいなつ

きみといればまぶしいなつ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

夏の魔法使い

https://piapro.jp/t/zH2a
思い出を捏造しながら西片と高木さんみたいな感じのやつを血の涙を流しながら書きました。
7/7 よく考えたら1Aがラムネだから1Cもコーラよりラムネの方が統一感出るなと思うなどしました。

閲覧数:82

投稿日:2024/07/07 19:04:43

文字数:789文字

カテゴリ:歌詞

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