咲いて咲いて さぁ狂い咲け
心掻き毟るこの暮れる陽に
泣いて泣いて ほら泣き疲れ
何に行き惑う今 長い夜

暗い空に虹掛ける月
何も無いとそっと呟く
渇く口元に張りつく涙の謡(うたい)

そして帰ることのない顔
凛と咲き誇る紅に
声が届くはずもないから
手を伸ばし一片(ひとひら)を包み込む
決して解ることのない華
いつか舞い落ちる紅に
指が届くはずもないから
目を閉じてその姿灼きつけた



踊れ踊れ さぁ鳴き憑かれ
心掻き毟るこの燃える火に
廻れ廻れ ほら狂い酒
永遠(とわ)に生き惑う程 長い夜

裂いて割いて虹色の月
何れ無しと深く呟く
歪む口元に張りつく別れの謡(うたい)

決して孵ることのない夢
凛と朽ち果てる紅に
声が届くはずもないけど
目を見つめその言葉繰り返す
いつか和解(わか)ることのない花
ふいに舞い上がる紅に
指が届くことはないけど
手を伸ばしその姿追いかけた



揺れる水面 月映す波
如何にせむ(ん)と細く呟く
結ぶ口元に張りつく出会いの謡(うたい)


そして還ることのない貌(かお)
凛と朽ち果てる紅に
声が届くはずもないから
手を伸ばしその姿追いかけた
決して別ることのない華
ふいに舞い落ちる紅に
指が届くことはないけど
目を閉じてその言葉繰り返す
目を見つめその姿灼きつけた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

凛の華

作詞ノートに残ってた落選歌詞。
漢字を変えて同じ音を二番で使う、言い回しだけ変える、をやってラスサビでそれらをまぜこぜにしつつ、各所だけでそれぞれ景色をかけたら、みたいなのは昔もやってたんだなって自分で笑いました。
思えば、自力で歌おうとすると面倒そうですね。

閲覧数:61

投稿日:2023/10/15 18:25:32

文字数:560文字

カテゴリ:歌詞

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