螺旋状に渦巻いた後悔の鋒が
やわらかく白い喉元をかする

miserere mei
それでも探し求めていた
miserere nobis
小さな両手で救えるものを
(Agnus Dei)

帰り道は終わらない
銀朱に染まる空の下で
ぐらりゆらめく影法師戯れて
この指とまれ

鳴かないひつじこそ強かなものだと
頷いてみせても心音は饒舌で

miserere mei
おやすみ あの場所でまた
miserere nobis
ほほ笑み交わす明日を夢みる
(Agnus Dei)

思い出の中眠ってた
ちぐはぐで いとしい色たち
奥へ奥へいざなう闇を照らす
灯火となれ

励ますような足音も
祈りに似た遠吠えも
その胸に宿して 子ひつじは跳ねる

帰り道は続いてく
夜を待っている空の下で
暗れ惑う影たちに手を振った
憶えてるよ ずっと

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わすれないかえりみち

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投稿日:2023/05/29 08:21:27

文字数:365文字

カテゴリ:歌詞

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