しぼんでしまえばいい 僕の心の赤い風船
割っても割っても きりがない
一人で恋はできないのだから
早くしぼんで 楽にしてくれ

初めて出会った橋の上
風に飛ばされた帽子を拾うと
「ありがとう」という君の声
恥ずかしいのを隠すために
ちょっとご機嫌斜めを装う君は
秋の夕日に照らされて
キラキラ輝く瞳をしていた

たわいもない会話が
二人の心を弾ませて
雪のちらつく街の中
彼女の探検付き合う毎日

「時間が無い」というのが
彼女の口癖だったけど
僕はいつでものんびり歩いて
大きな声でどやされた

いつも一緒にいた筈なのに
僕は彼女の事を何も知らなかった
どこから来たのかさえわからない
どこへ行きたいのかもハッキリしない
名前だって本物なのだろうか?

いつだったろう
空に浮かぶものを指差して
「あれは?」なんて聞くものだから
その時は少し驚いたけど
「風船だろ」と教えてやった

春になって
二人で作った雪だるまは
顔が崩れておかしかったけど
見上げると綺麗な桜が咲いていた

きっと喜ぶだろうと思っていたのに
彼女は もぅ現れなかった
傾いた雪だるまの手に
赤い風船だけを残して

なぁ君は
探し物は見つかったのかい

あんなに引っ張り回しておいて
君が唯一くれたのは
何でもないような赤い風船

いつかしぼんでしまうだろうけど
きっとまたどこかで
その白い帽子を拾う日が来ると
信じている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

赤い風船1号

2号と対になっております
どぞ、そちらもぜひ

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投稿日:2009/03/13 03:59:44

文字数:600文字

カテゴリ:歌詞

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