憧れたステージも彩られたケージも
秒刻を焦がすたび灰色に積もって
貼りつけたレッテルさえも脱ぎ捨てて
生まれかわる蝶

魂を揺さぶった台詞
自分以外に向けられたフィクション
偶然の出会いが生んだ火
抜け出せない退屈な日々
逃げ出せない鬱蒼なケージに
違う不自由を感じた

白と黒と私だけを重く塗り上げ
色眼鏡で世界を恨み塗りつぶして
光なんてすぐ上にあるのに…

憧れたステージも彩られたケージも
何ひとつ無くたって偽者はできるよ
心の中じゃなく憶病でいいから
声に出せたなら

好機新来　今日こそは誕生
不自由の上書きにDRINK ME
闘志到来　攻守交替
誰かに知られたもんなら後退
興味侵害　表裏一体
やる気は消え失せ　火も消え嘆く
また点け　点け　点け　隠れて叫べ
叫べ　叫べ　叫べ　叫べ

0と1が並ぶ電子の海の端で
無駄な程に聞き続けた音の並びを
真似ては貼った　私を模様替え

憧れたステージも彩られたケージも
私を使った誰かの作品
私欲だけの楽園　私のステージ
抜け出すため羽ばたく

バタフライエフェクト　違う世界の私へ
憶病の一声がどんな力なのか
無彩色のケージで試してみてごらん
周りを見ないで

“わたし”を見ないで

---

あこがれたーすてーじも　いろどらーれたけえじも
びょうこーくを　こがすーたび　はいいーろにつもおて
はりつけたーれえってる　さーえもぬーぎすてて
うまれかわるちょう

たましいをゆさぶったせりーふ
じぶんいがいにむけられたふぃくしょん
ぐうぜーんの　であーいがうんだひ
ぬけだせないたいくつなひび
にげげせないううそうなけえじに
ちがうふじゆうをかんじた

しろとくろとわたしだけをおもくぬりあげ
いろめがねでせかいをうらみぬりつぶして
ひかりなんーて　すぐうえにあーるのにー

あこがれたーすてーじも　いろどられたけえじも
なにひーとつ　なくたあて　にせものはできるよ
こころのなかじゃーなく　おくびょうでいいから
こえにだせたならー

こうきしんらい　きょうこそはたんじょう
ふじゆうのうわがきにどぅりんくみー
とうしとうらい　こうしゅこうたい
だれかにしられたもんならこうたい
きょうみしんがい　ひょうりいったい
やるきはきえうせ　ひもきえなげく
またつけつけつけ　かくれてさけべ
さけべ　さけべ　さけべ　さけべ

ぜろといちがならぶでんしのうみのはしで
むだなほどにききつづけたおとのならびを
まねてははあた　わたしをもようがえー

あこがれたすてーじも　いろどられたけえじも
わーたしをつーかあた　だれかのさーくひん
しよくだけのらーくえん　わたしのすてーじ
ぬけだすためはばーたく

ばたふらいーえふぇーくとー　ちがーうせかいのわたーしへ
おくびょうの　ひとこーえが　どんなちからなのか
むさいしょくのけえじで　ためしてみてごらん
まわりをみないでー

わたしをみないでー