暁に問う

ざらついた僕の手に微かに残る赤色
錆びた痛みが染みていく
心臓の奥で響く鼓動速くなる

 乾いた空気が僕にそっと呟いた
 未来はもうこの手から零れ落ちた

悲しみが交差する空、群青の彼方に射つ紅
繋いだはずの温もりはもう消えた
冴えない僕にもどうか教えてよ、ちぎれた心戻す術を
透明な言葉濁らせるのは暁の空

震える僕の手に握り締めた鈍色
深く刻みこんだ傷に意味はない
それならばこのまま抉るだけ

 汚れた身体を空に投げ出しても
 未来はこの手には戻らないよ

光の結晶が胸を刺す、月明り陰る夜明けの街
君影揺らめいて僕に何を問う?
不感症な僕にも教えてよ、歪んだ音に溶ける術を
記憶曖昧な世界が満ちていく暁の空

何一つ叶わない明日に昇る太陽 
きっとそれは身体を流れる血液になる 

熱く蕩けた僕の空、幾つもの感情が交差する
痺れた心にまだ僕は何を問う?
崩れそうな僕にも教えてよ、この世界を生きていく意味を
諸行無常の彼誰時散る暁の空

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

暁に問う

暁に問うの歌詞です

閲覧数:453

投稿日:2015/03/05 23:02:07

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

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