「わぁ!!」
コーン・・・
虚しくもチャイムが鳴り終わる。
「ミクベル着できなかったぁー」
「はい会長からデコピン決定ーww」
「うわーん;」
ベル着っていうのは、私の学級にある『チャイムが鳴り終わるまでに席に着く』っていう決まりみたいなやつ。
それを守らないと、すご~く痛い会長のデコピンを食らうことになる。
その会長っていうのは・・・・
「ミ~ク~・・・お前はま~たベル着しないでぇ・・・・」
お兄ちゃんなんですうううう!!!
お兄ちゃんっていうのは、私の幼なじみ、カイトの事。
私は小さい頃からカイトと遊んでいて、物心ついた頃からお兄ちゃんと呼ぶようになっていた。
本当のお兄ちゃんではないけど、私達は兄妹同然。
「お願い!次からはちゃんとするから・・・」
「何回目だ?その台詞」
お兄ちゃんは私の額の前にデコピンをする手を作った。
バチン!
教室内に何かを叩きつけたような音が響く。
「痛ぁ!!!」
私のおでこはお兄ちゃんのせいで、見たワケではないけど赤くなっていることが分かった。
なぜかって?
そりゃあ、痛かったから。
「さすが会長!」
クラス内が笑いに包まれている。
ちなみに、会長っていうのは生徒会長とかじゃなくて、ただなんとなくみんな優等生のような、でも面白いところがあるお兄ちゃんのことを会長って呼んでるだけ。
「おでこ痛いー!!うあ・・・」
目に涙がにじむ。
「ミク大丈夫?」
「うん・・・・」
心優しい友達は、額を押さえる私を心配してくれる・・・・
けど
「んなことで泣きそうなってんじゃねーよバーカ」
鬼・・・・いや、お兄ちゃんは私の事を馬鹿にした様な目で笑った。
「つーか俺が痛いんだけどwwどうしてくれんだよ」
「どうもしないよ!バカ!!」
私も負けじと指を押さえるお兄ちゃんに言い返す。
「二人ともそろそろ座んなきゃ、先生来るよー」
「早く座んなきゃ!」
デコピンの上に先生の説教なんてゴメン!!
私は自分の席に着いた。
お兄ちゃんも私の隣の席に座った。
「ミク」
「な・に?」
何の罪も無い←私にデコピンを食らわせた会長さん?(怒
「さっき痛かったか?」
「痛くなんて無・い・で・す。ご心配どう・・・」
「大丈夫か?」
ふわ・・・
お兄ちゃんは私の前髪を上げて、私の額を触った。
「さ・・・」
「ごめんな。強くやりす・・・」
「触んないで馬鹿!」
お兄ちゃんの腕を思いっきりつねる。
「痛ぁ!!」
「私に触るなんて100万年早いわよ!!」
リンちゃんの真似をしてみた。
「何だお前・・・・」
「ばーかばーか!」
私とお兄ちゃんは兄妹同然だから、私もお兄ちゃんを男だと意識したことなんて無いし、お兄ちゃんも私を女の子だって意識したことは無い!
今更恋愛対称になんてなるわけない。
から、安心してね!
(リンちゃん♪)

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ワガママ!天然!ドジっ娘ガール!!~こんな私を愛してください~【2】

ベル着は私の学校にある決まりです(´▽`*)
私もミクと同じで昨日か一昨日できませんでしたww
もちろんデコピン食らいました。会長じゃなくて先生に。
頭にだけど。そんなに痛くはありませんでしたwww
やっぱ慣れない学校の環境は余裕が無い!;;
早く慣れたい・・・・
※お願い※
カテゴリを小説からその他に変えないでください

閲覧数:363

投稿日:2010/04/15 21:45:53

文字数:1,174文字

カテゴリ:その他

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  • 華龍

    華龍

    ご意見・ご感想

    こんばんは!!
    デコピンですか?!!!
    なんか可愛いですね^^
    いや、やられたいわけでは…(汗
    ミクもリン化してきましたね~!!!!!
    今後の展開が楽しみです^^
    でわ!!また!!

    2010/04/16 01:59:12

    • どーぱみんチキン

      どーぱみんチキン

      おはようございます(´▽`*)
      デコピンはデコにやられると痛いけど頭はそんなに痛くありませんでしたwww
      ミク、リン化していってますけどなんかぎこちないです;
      でもそこがまた可愛いんだと思います(´▽`*)
      コメントいつもありがとうございます★

      2010/04/16 08:06:03

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