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「ま、魔女?」

 ちょっと待て、いったい何を言ってるんだ。カミサマの世界にいたやつってこんなやつばかりだったっけ? おかしくないか。おかしいよね?

「魔女と言っても御伽噺に出てくるおどろおどろしいアレじゃないです。
 あなたが世界を再構築したあと箱庭は“カミサマ・ワールド”として再誕しました」
「ダサいな」
「話を聞いてくださいね?
 ……それで、今までプログラムの不良は勝手に消してくれたんですけど、それが残っちゃうんですね。
 ……通称“魔女”です。不都合が世界清算時に削除されずに残り、なおかつカミサマが誰もいない今――あの世界は彼らのものです」
「……よくわからないんだが」
「わかりました。……それならあなたにも動く手を出します」
「?」

 恐ろしいんだけど、まさかあのインターフェース出して強制的にしたがわせるとかしませんよね?!

「……初音ミク、ムーンリット・アートは今、魔女に精神を捕らえられています。
 彼女の精神を“壊す”のも、生かすも魔女の思うがままです。……これなら信じますか?」

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魔女と学校七不思議 第03話

ちょっと短いけど許して。

閲覧数:132

投稿日:2012/08/24 22:54:00

文字数:461文字

カテゴリ:小説

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