親指と人差し指で彼に返した指輪を挟んでいる。

「……何それ…私に自分で処分しろってこと?」
「捨てんなよ!はめてろよ!」
「何で!いらないわよ、それはアンタに返したんだから、自分で処分しなさいよ!」
「………っ!」

 みるみる彼の眉間に皺が寄る。
 今日は誰かの眉間に皺が寄るのをよく見るなぁ……なんて、にらみ合いながら頭のはしっこで考えていた。。

「そうかよ……」

 ぼそりと呟いて、彼は再びポケットに指輪を直した。

「この指輪は、もういらないんだな?」
「……そうよ」
「…じゃあ、こっちはめてろ」

 そう言って彼は小さな箱をパカリと開けた。

「こ、れ……」

 中には、同じデザインの指輪が、男物と女物で並んでいた。

「本当はもっと違う形で言いたかったんだけど……結婚しよう」

 思いもしなかった言葉に耳を疑う。

「何で…だってあの子……」
「あいつはただの同僚なんだ。人懐こいやつだから、腕組んだりとか気軽にしてきて……だけど…悪かった」

 そっと左手を掴まれて、薬指にはまる指輪。

「なぁ、俺にはお前しかいないよ。だから……」

 終わったと思った瞬間には流れなかった涙が、今、堰をきったかのように溢れてくる。

「嬉しい……」

 ぼろぼろ泣く私を彼が抱き寄せる。

「ははっ、すげーカオ」
「うるさいな…」

 一度、強くぎゅっと抱き締めて、私の顔をのぞきこんだ彼の顔は、高校生の頃と変わらない、私の大好きな笑顔でした。


-fin.

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【歌詞創作用小説】遠距離恋愛。(7/最終話)

6話URL↓
http://piapro.jp/content/b3ibtag9pfl4o7vb

終わり!


最初に思い付いてから、ものすごーく時間があいてしまったので、終わり方が当初の予定と違います。てへ。


ちなみに、作者的にキャストは


私:めーちゃん
彼:カイト
友達の彼女:ルカさま
彼の『彼女』:ミクたん


です。


が、読んで下さった方のフィーリングに全てお任せ!

カイミクでもレンリンでもガクルカでも、好きにキャスティングして読んでくださると、すごーく嬉しいです!

名前出さずに書いたのはそのためなので……私にこの書き方は合わぬ……。



ちなみに友達の彼女は玄関でプロポーズ始まって、どうしたんでしょうねww


番外編で書いてみるかな…。1年後くらいに←

1話の説明文と矛盾があったりなかったりします。ごめんなさい!(土下座)

【歌詞創作用小説】とか言っておきながら、もう歌詞をつくれそうにないし…ね…。


ここまでお読みくださりありがとうございました。
お粗末様でした。


哀。

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閲覧数:417

投稿日:2010/08/01 23:40:24

文字数:639文字

カテゴリ:小説

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