「マスター、マスター」
ドアを開けると同時に流れ出す音楽。
自然と身体に入ってくる。
僕好みの曲だ!
「完成、したんですか?」
「もう少し、かな。」
此方を向いて微笑んでくれる
嬉しい、嬉しい。
マスターの視力は殆んどない。
ぐっと近付いてぼんやり見えるらしい。
でも、それを聞いたのが僕が来た時だから今はどうなのかは分からない。
「斬。」
此方においで、と呼ばれ
近付くと頭を撫でられた。
「斬には、私が見えてますか?」
「見えてますよ」
「私にも、斬が見えてますよ。」
そう笑って、頭を撫でられる。
視力が戻ったわけではない
でも、僕が見えてる
なんだか不思議 でも
凄く嬉しくて
胸が熱くなった。
「マスター、新曲楽しみにしてる」
「はい。」
コメント1
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ご意見・ご感想
もごもご犬
ご意見・ご感想
斬くんって、マスターと一緒にいるときは素直なのか!
順番というと、次はあの子かなー?
2011/01/09 14:24:15