小さく刻み続く鼓動の音に
与えられない日々の夢に沈み行く

手を取り歩いた旅路に咲いた蕾に
二人重ねた形を幾度願い合った
此の身も心も君を待ち望んでいた
訪れる筈の明日を疑う事は無かった

誰かどうか教えて欲しい
此の世界から零れる生命を
抱き締めて守る術を一つで良い
声なんて無かった

小さく刻み続く鼓動の音に
縋り付いて叫んだ 全て拒む様に

深い青空が眩し過ぎる晴れた日に
「せめて迷わぬ様に」と目を閉じて神に祈る

哀悼に意味などは無く
焼き尽くされる希望は繋ぎ止められない
何を呪えば良いのか
また今日も夜が来る

小さい音を消した鼓動の跡に
満ち溢れる痛みを決して忘れない

呼ぶ事の無かった愛しい名を抱いて
君が居ない今日を私は生きていく

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

「不実」歌詞

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投稿日:2022/11/01 22:46:49

文字数:327文字

カテゴリ:歌詞

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