あらすじ
リンの好きな人を聞いたとき、胸が締め付けられるように痛くなった。リン見てると、胸がドキドキしておかしくなりそうだ。どうしちまったんだ俺。


第五話

「俺は、本当に怒ってねぇーから。」

「レ…ン。…私…ね。」

「何も言わなくていい。」   

リンは、涙が止まらなかった。

「リン。早く泣き止め。隣町に買い物に行こうか」

「うん…。」

リンは、なかなか泣きやまなかった。

でも、なんとかして泣き止んだリン。

俺は、車を走らせて隣町へ向かっていた。

「リン。隣町では、何を買おうか。」

「お菓子とアクセサリー!」

「お菓子もアクセサリーも城にたくさんあるだろう?」

…ったく、本当に女王じゃなけりゃ普通の女子だよな。

リンは、女王じゃなくて普通の方が絶対いい。

…女王と言う鎖から、リンを解放してやりたい。


遠い遠い空気の綺麗な田舎で、リンと暮していた方がいいと思う。


隣町に着くと、リンは真っ先にお菓子屋さんに走る。

「きゃ~!お菓子がいっぱ~い!!レンどれにする?どれにする~?」

一段と目がキラキラ輝くリン。

かごに数々のお菓子を入れて行く。

ヤバイ!これ、全部でいくらになるんだ…?ってか、車に乗せられるか?

かごは、一つでは足らず5つ分ほど使った。

満足そうに袋を持って、ファッション街を通るリン。

バンッ

後ろから来たやつに、肩がぶつかってお菓子の入った袋が倒れる。

「す、すいません!」

少女は、急いで拾っては袋に入れると去って行った。

あの緑…確か…。


―――9年前。

俺の初恋であり、両思いだった奴だ。

「リンちゃんは、確かに残念だけどレンくん。諦めなよ。」

彼女は、そう言って俺を毎日なぐさめてくれたっけ。

俺は、うるせーか泣いてばかりでいつも迷惑かけてたな。

「レンくん。私ね…実は」

彼女は、幼かった俺に告白してきた。

俺は、いつも慰めてくれる彼女が好きになっていた。

ただ、彼女だろうとなんだろうとリンの変わりになんか…ならない。


「俺、リンの事、忘れられない。」

「それでも、いい。私、絶対レンくんの事幸せにするもん!!」

彼女は、それからいろんな話をしたりした。

でも、彼女はもとから平凡に暮してはイケナイ人。

彼女は、緑の国に行ってしまった。…俺たちのこの王国を潰すために。


そう、俺が過去を振り返っていると…リンは呆然と立ち止まり、お菓子の袋を落とした。

リンが見ていたものは…

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携帯小説 ドSな召使様 第五話

閲覧数:621

投稿日:2009/05/19 22:32:52

文字数:1,090文字

カテゴリ:小説

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