A
あぁ、もう
何もしたくない
あぁ、もう
静かにしていたいだけ
あぁ、もう
何も言いたくない
あぁ、もう
いいよ あちらへ行って
そっか 僕は少しだけ
きっと
生に疲れている
でも
ジサツ、とか嫌だし
だから
これで いいのだろうな
B
いつか見てた 変わらないものと
いつも見てる 酷い夢
S
だからもう
何処にも行けなくなってよ
ねえ いつまでも見ていてよ
子どもみたいに眠るから
そばで頭を撫でていて
A
あぁ、うん
それで決定で
あぁ、うん
それももういいかな
あぁ、うん
全部任せたよ
あぁ、うん
後は 特にないな
なんで
僕は生きていて
なんで
何処か間違っていて
なんで
何もできなくて
なんで?だって どうして?
S
だってもう
何処にも行けなくなったの
ねえ いつまでも変われずに
大人みたいになれなくて
一人取り残されてるの
C
いいよ いいよ 子どものままでいて
いいよ いいよ 大人にならなくて
S
とか 無理って駄目ってわかってる
けど いつまでもつかめずに
ただ 漂ったその夢を
この 手のひらに仕舞いたい
ねえ どこにも行けなくても
子どもみたいにひたすらに
その 不確かな未来まで
追い続けるのを許して
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