埋められない穴があるんだ
この心のどこかに
もしかしたら真ん中に
隠していたい穴があるんだ
心が収縮する
どうしたって埋まらない
詰め物じゃきっと駄目だ
だって だって ほころびそうだ
僕が大人になるまでは
抱えていなければいけない痛みだ
例えば わけもなく泣いたとして
例えば 唇から血が出たとして
それでも耐えなきゃいけないんだよ
僕は絶望を知らないから
越えられない壁があるんだ
この世界のどこかに
もしかしたら目の前に
壊してしまいたい壁があるんだ
僕のこぶしは弱い
叫んだって伝わらない
本当の絶望の前
そこは そこは 無力さえも
嘆くことすら許されず
こらえて立たなければいけない痛みだ
例えば 不条理なこの世界で
例えば 心が撃たれたとして
それでも泣いてはいけないんだよ
僕は悲しみを知らないから
深い深いこの世界で
笑える程まともな答えがあるならば
それは僕のちっぽけな痛みを
遥かに超えた痛みだ
例えば 埋まらない穴があるとして
例えば 越えられない壁があるとして
それでも真っ直ぐ立たなきゃいけないんだよ
僕は真実を知らないから
心が疲労骨折してしまうくらいに
真っ直ぐ 真っ直ぐ 背筋伸ばして
毅然と 笑って 歩み続ければ
誰か僕の辛さを認めてくれるかな
そしたらちゃんと 泣けるかな
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