ベッドの温もりがちょっと恋しくなる冬の朝
昨夜に降った雪が朝日を受けまぶしく煌めく
待ち合わせの場所に時間より少し早く着いて
白い息を切らせながら自販機へ向かう
作戦開始

君の驚く顔、とっても見たいの
ターゲットは君のほっぺた
上手くいくかな　今からどきどき

温かい二本の缶コーヒー　この胸に抱いて
優しい温もりこの身に感じて

ポケットに手を入れながら、やっと彼がやって来た
私を探してるのかな、辺りを見回してる
両手に伝わる熱をしっかりと確認して
気付かない彼の後ろからそっと忍び寄る
作戦決行

他愛無い悪戯、だけど真剣だよ
ぼうっとしているその心に
ホットな弾丸　打ち込みに行くよ

凍えてしまった顔には　温かみを
幸せな温もり君に与えに

君の事とっても好きだから
君の心に私を刻んで欲しいから
こんな拙い方法だけど
君に驚いて欲しい

温かいびっくりと一緒に
君に伝われこの思い

三、二、一、それっ