『Glass Snow』


(1)
儚い鈴の音が聴こえそうな 冴えた月の夜
空から流れ落ちた 星屑のように
手のひらに零れた一片の 光の欠片
透き通った硝子の白い花弁

貴方がくれたレースの髪飾りをばらばらに砕いて
ビルの上からばら撒いたら
この中に 溶けるでしょうか

指先で掬った雪の粉 瞼に
乗せ 瞳を閉じる
鏡 覗いた時 綺麗に笑えるように


(2)
白い街に映える飾り火が雪に滲んで
ステンドグラスのように 影を落とした

いつか一緒に見た教会
いつかもう一度来たいね って
アルバムにもない“想い出”の一片が耳に貼り付く

貴方を彩った花と同じ色の
光 拾い集め 雪化粧に飾る
祈り 刻むように


指先で掬った雪の粉 瞼に
乗せ 瞳を閉じる
涙 暈して また綺麗に 笑えるように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

「Glass Snow」

インシンカイトさんの作品(http://piapro.jp/content/zcntpjjpu9halat7)に歌詞をつけさせていただきました。

曲に見合う綺麗な景色を…景色を……と思いながら。
景色は華やかに、でも言葉はシンプルに描いたつもり。
…ぁ、でも「飾り火」はイルミネーションのようなあれだと思っていただきたいです。「電飾」って書きたくなかったんです今回の美学に反する言葉だった……(’ ’

閲覧数:142

投稿日:2009/12/12 02:45:40

文字数:349文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント2

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  • 水ト彩

    水ト彩

    その他

    こんばんは、丁寧なコメントを下さりありがとうございます!
    儚さに対して今一つ自信のない詩ではありましたが、空気感、曲に合っていると言っていただけて嬉しいですっ。

    透き通るような、それでいて華やかな曲の感じに「これはまさに…!」と思って雪の街とイルミネーションを書かせてもらぃましたv
    サビの所作もできるだけ景色に映えるように…と思い浮かべたので目を留めて頂けて感無量です…!

    此方こそ綺麗なイメージの湧く楽曲をありがとうございました。
    選考結果に関わらず完成を楽しみにしております♪

    2009/12/04 02:32:12

  • インシンカイト

    インシンカイト

    ご意見・ご感想

    はじめまして、インシンカイトです。
    歌詞に応募頂きましてありがとうございます。

    雪の街にイルミネーション、やっぱ冬はこれですね。綺麗な街並みが伝わってきます。
    サビの「雪の粉 瞼に乗せ」という言葉というか行為が印象的です。
    この詞の空気感(とでも言いましょうか)が楽曲にあっていると思います。

    それではありがとうございました。
    失礼します。

    2009/12/03 22:58:14

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