これは、とても分からない話
私は、あの人が好きだった
それは ともだち としてだったのかもしれない
それは いせい としてだったのかもしれない
それは どうせい としてだったのかもしれない
ただ あの人に 
ただ あの人さえ 傍に居れば
傍に居てくれればそれだけでいいと
そう思っていた

ある日 私たちは知り合った
それは たわいもないきっかけ
それは たわいもないすれ違い
それでも 仲良くなっていった

いつからだろう 距離を感じなくなったのは
いつからだろう 貴方の気持ちが感じられるようになったのは
まるで双子のように 
お互いの事が手に取り合うように分かるようになっていたのに
どうしてだろう
どこから 歯車が狂ってしまったんだろう

ある日 私たちは離れてしまった
それは 自分ではどうしようもなかった
それは 自分では足掻く事が出来なかった
運命に逆らうことなど許されない
段々 貴方は私から離れるようになった
段々 貴方が、私が、お互いの事を読めなくなってしまったのは

話せばたわいもない事なのに
話せば分かる事なのに
分かることを恐れたから
ただそれだけ

怖かったから 
真実を知るのが
でも、貴方は知ってほしかったんだね。
もっと、振り向いてほしかったんだね。
踏み込んで、茨を裂くように
まるで、眠り姫を救いに行く王子のように

今二人の心は離れたまま
二人並んで歩いているのに
道は二本ある 一本ずつ一緒の時を歩いている
交われる様子はない 先が見えない

だけど行くんだ
それを探しに。
だから歩くんだ
いつか交われる日を夢見て

いつかあなたとまた一緒の時を歩めるように

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

無題

歌詞にしても、小説にしても、構わないと思って作りました。

閲覧数:123

投稿日:2011/02/03 18:54:32

文字数:702文字

カテゴリ:その他

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