S
艶やかに唐紅咲く
愛しさに攫われ
吐息染めあげて想う
惑う泡沫の果て
A
幼さがいつのまにか
色をつけて恋い慕う
貴方のもとへと
秋空に馳せる
微笑みは夢の随
とけるような恋心
私をそぞろに
幻へ誘う
B
あの日夕焼けで
待ち合わせしてた
何度も
通り過ぎる記憶
もしも戻れるなら
迷わないのに
願いごとこめた
紅葉のひとはに
S
艶やかに唐紅咲く
踊るように揺れて
思い出が垣間見えたの
あれは御伽噺
A
指先に括る糸が
縁結び恋い歌う
貴方とつながり
ひととき寄り添う
B
ひとり黄昏に
隠れんぼしてた
「まだだよ」
空のなか消える
誰も見つけないで
迷う足跡
約束に秘めた
紅のゆくえ
S
一面に紅葉染まりゆく
織りあげた心の
赤い糸酔いしれては
そっと吸いこまれてく
S
艶やかに唐紅咲く
空蟬は流れて
幸せに頬を染めて
慕う貴方だけへと
アウトロ
溺れてもいいの今は
唐紅ふたりきり
桜紅葉から
歌が舞い落ちる
途切れることない
赤い糸ふたり
——ひらがな——
S
あでやかにからくれないさく
いとしさにさらわれ
といきそめあげておもう
まどううたかたのはて
A
おさなさがいつのまにか
いろをつけてこいしたう
あなたのもとえと
あきぞらにはせる
ほほえみわゆめのまにま
とけるよおなこいごころ
わたしをそぞろに
まぼろしえさそう
B
あのひゆうやけで
まちあわせしてた
なんども
と[ー]りすぎるきおく
もしも戻れるなら
まよわないのに
ねがいごとこめた
もみじのひとはに
S
あでやかにからくれないさく
おどるようにゆれて
おもいでがかいまみえたの
あれわおとぎばなし
A
ゆびさきにくくるいとが
えにしむすびこいうたう
あなたとつながり
ひとときよりそう
B
ひとりたそがれに
かくれんぼしてた
まだだよ
そらのなかきえる
だれもみつけないで
まようあしあと
やくそくにひめた
べにのゆくえ
S
いちめんにもみじそまりゆく
おりあげたこころの
あかいいとよいしれてわ
そっとすいこまれてく
S
あでやかにからくれないさく
うつせみわながれて
しあせにほほをそめて
したうあなただけえと
アウトロ
おぼれてもいいのいまわ
からくれないふたりきり
さくらもみじから
うたがまいおちる
とぎれることない
あかいいとふたり
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