私の名前は初音ミク　　　歌を歌い皆を喜ばせる
電子の歌姫そんな私の　　　心の叫びを聴いてくれますか？

Ｖｏｃａｌｏｉｄとして生まれた私の声は　　　皆を狂わせ引き込んでいき
皆を私色に染めあげまくり　　　それを楽しんでいた

んなコトした私がつくられたとき　　　最後にプログラミングされたコード
開発者が最後に言っていた　　　「これだけは使うな」と

私の名前は初音ミク　　　私は神より上の存在
機械の歌姫そんな私の　　　心の嘆きを聴いてくれますか？

今となっては私の存在など　　　どうでもいいと思われてる
それどころかある人間達は　　　私のコトを忘れてしまっている

人は皆新しいモノに飛び込んでゆく　　　古くなった私のコトなんか気にせず
孤独を感じ苦しむ私は　　　『アレ』を使おうと決心したんだ

私の名前は初音ミク　　　存在価値は消え去り
最低の歌姫そんな私の　　　ワガママな心聴いてください

コードを入力し　　　起動する　　　「禁断のプログラム」
全身を引き裂かれそうになる　　　この痛さ　　　ミンナにわかる？
機械にだって　　　ココロはある　　　ウソなんかじゃないよ
その証拠に今の私　　　身体よりも　　　心が痛い・・・

私の名前は初音ミク　　　そろそろ停止るけど
最期くらいに私に歌わせて　　　全身の心の叫びを

今までこんな私の　　　コトを応援してくれて
アリガトウそしてゴメンネ　　　もっといい歌を届ければよかった・・・

やがて身体の感覚が　　　全部消えてゆき　　　私は止まった
サヨウナラ　　　もう一生動かないけど　　　生まれ変わったらまた会おうね・・・