戦火が揺れる中
あなたの無事を祈るの
幼馴染から恋人になったあの日の
結ばれた婚約指輪(しょうめい)は今もこの薬指に
輝いているから
どうか戦が終わって
あなたが帰ってきたなら
人目をはばからず抱きしめるから
それまでは祈り続けたいの
「君が何より一番の宝だよ」
と言ったあなたのその笑顔も
私にとっては宝ものよ
かけがえのない君の宝ものは
くすまないで待ち続けているから
赤い空を見上げて君想う

怪我人(けがびと)出てる中
あなたの無事を祈るの
幼馴染から恋人になったあなたの
面影思いだして眠る布団の温もり
包まれ泣く夜に
あなたはどこにいるのと
心でポツリとつぶやいてはみているけれど
便りも来ないこの場所で
寂しさ募る
記憶の中の笑顔のあなたがいない日々は
だいぶん過ぎていったけど
祈りはかかさないで
朝も昼も夜でもいつでも祈ってるから
だからできるだけ早く私の元戻ってきてほしい

願いは神様が叶えてくれると思ってるけれども
それだけじゃ足りない?

終戦知らせる鐘の音(おと)が鳴り響く町の中
あなたの姿を見つけて走り出した
あなたのその笑顔は今も変わらないそのままで
「ただいま」「おかえり」
と言って泣いて強く抱きしめあった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

祈りの歌

戦場に行ってしまった幼馴染の無事を祈る歌

閲覧数:131

投稿日:2015/05/25 22:07:07

文字数:522文字

カテゴリ:歌詞

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