A
砂に沈む蹄の 音に胸騒ぎ
湖に浮かぶ小舟の 波に憧れる
B
どこを目指し旅立つ ツバメの群れ遠く
あの日までの幸せ もう一度唄って
S
狭い檻の片隅 隙間に射す月
鎖につながれても 心は消せない
A
人の波で賑わう 道の真ん中で
火の粉吹いた烙印 僕を罵った
B
君の哀しむ顔を 早く解きたかった
報いだと言うのなら それでもいいさ
S
どこか遠い場所まで 逃げられたのかな
本当はそばでずっと 護りたかったよ
B
誰も蔑む僕に そっと花をくれた
寂しそうに笑って 耳打ちしたね
S
君は王女カタリナ 召使いの僕
最初で最後の恋 秘密を刻んだ
S
ほんの刹那夢見た 幸せだったと
群れにはぐれたツバメ 伝えておくれよ
S
教会の鐘が鳴る 最期の瞬間まで
処刑台で眺める 月も綺麗だね
初めて出会った日を 思いだせるから
怖くなんてないんだ それじゃさよなら
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