無垢な目玉に スプレー缶で 劃する名前 アルガは
死地の看板に 並ぶ人々 この世界は 奇怪しいと
気付いた時にはもう 崖の縁 背中には黒い双翼
種の雨 成れの果てが 壊れた星の地上
希望と夢には 見捨てられた
夢の代え 理想の欠片 それがお前なんだ
この世は明けないゲヘナ
花に紛れた 蜂の死骸は 誰の目にも 止まらない
まるで僕みたいだと 呟いた 午前二時半の空白
夢が為の肥溜め 隣りに座るリビド
諦めてしまえ そんな人生
悪魔の子と揶揄されて 鎖に繋がれた
未だに解けないアルガ
さぁ 呪いの始まりだと 部屋に籠る 僕ラの息と独白
種の雨 成れの果てだ
こんな僕ラでも 心の底から笑うことが
できたのに 何もないと気付いた時から
すべては神の所為
種の雨 成れの果ては被れた僕ラだ
もう 生きる価値など見出せない
ただ独り 意味もない 拍動に揺られて
笑う背景にはゲヘナ
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